こんにちは。日本橋店の富永です。
だんだんと暖かくなってきたましたね。
現在展開中の自然栽培キウイを使った商品
『キウイスカッシュ』『キウイパフェ』は、
暑い時には特に楽しめる商品だと思いますよ。
今回はうちのささきから、予告していたキウイのお話をしますね。
こんにちは、ささきです。
今日は、なかほら牧場で使用しているキウイの生産者、
小沢 宗(たかし)さんの紹介と、
小沢さんに教えてもらったキウイの話を少々お伝えしようと思います。
小沢さんは、岩手県の奥州市で生産されていて、
自称「北限のキウイ自然栽培農家」だそうです。
ご自宅には、20年以上前に植えられたキウイの樹が手入れもされずに放置されていたのだそうですが、
10年前に小沢さんが、あの「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんの
講演を東京で聴いて、
「リンゴでできるなら、キウイでもできるんじゃないか?!」と思い、
5年前の定年を機に、15年間ほったらかしだったキウイの自然栽培に取り組み始めたのだそうです。
1年中スーパーで売られているので、キウイに旬があることに気づかない人も、
結構いるのではありませんか?
キウイは、秋から晩秋にかけて摘果の時期を迎えます。
生産者さんは、霜に当たらないうちに摘み、保管庫に入れ、
出荷時期に合わせて追熟させてから発送すので、
11月から4月ぐらいまでが国産キウイの旬といえるようです。
キウイって、他の野菜や果実と違って、木に成ったままではあの甘酸っぱくて美味しく完熟することはないのだそうです。
野生のキウイは、実が地面に落ちた衝撃が、
「そろそろ甘くなってもいいよ」という合図で
自らエチレンガスを出して追熟開始、となるのだそうですが、
それでは実に傷もつくし、計画的に出荷することができないため、
農家によっては、追熟させる薬を使うところもあるようです。
ビニール袋にリンゴかバナナと一緒に入れておくと、
それらから発生するエチレンガスによって追熟が進むというのは、聞いたことがあると思います。
小沢さんの住む岩手県奥州市は、秋田に近い内陸にあり、県内でも有数の米どころであると同時に、豪雪地帯でもあります。
その地の利を生かして、小沢さんのキウイ保管庫は、なんと天然の冷蔵庫「雪室(ゆきむろ)」だそうです。
注文に応じてそこから取り出し、約10日間ほどかけてじっくり追熟させてから出荷しているとのことでした。
まだまだ話は尽きないのですが、今回はここまで。
次回もキウイのお話をしますね。
お楽しみに!