自然と調和する酪農法

中洞牧場では季節を問わず、通年昼夜、牛を山で放牧する「山地(やまち)酪農」を実践しています。
急な斜面でも生活の場とすることができる牛は、自然に自生する多様な草や国産の乾草を食 ( は ) み、日光の下で健康的な一日を過ごします。交配も分娩も牛まかせです。
狭い牛舎に閉じ込めて穀物を与え、人工授精を施して牛乳を搾る、という近代酪農のやり方とは大きく異なります。
中洞牧場では山の中で父牛が群れの中で交配し、分娩・出産は母牛が自力で行います。生まれてきた仔牛へ母牛が哺乳し、育てます。仔牛は成長に必要な成分を豊富に含んだ初乳を飲み、母牛の愛情をたっぷりと注がれるのです。
人間の子供と同様に、仔牛は集団のルールや生き方を学び、野山を走り回りながら丈夫に育ちます。その仔牛も、いずれ親になり、成牛後の十数年間という長い間、健康的でおいしい生乳をもたらしてくれるのです。
草食の牛に野シバや牧草を与えて山に放ち、仔牛が飲み残した分だけ母牛にわけてもらう。
すべてが自然の営みとして牛まかせ。
そんな現代の酪農が失ってしまった自然の営みを活かす方法。
近代酪農が抱える問題を解決する酪農が、中洞牧場にはあります。
