中洞牧場の取り組み

山地酪農実践の拠点

中洞牧場

酪農は、人間の食べることのできない植物資源 ( 草 ) を牛の介在させることで栄養価の高い牛乳に変換することができます。国土に無尽蔵にある植物資源の活用しながら、国土そのものの有効活用を図ることができるのです。

しかし、現在は国土の 7 割を占める山間地域の多くが、未利用のまま放置されています。ここに乳牛や肉牛を放牧し、自生する植物資源を有効に活用することによって自給的酪農の構築が可能となります。

日本の酪農の未来を切り拓く画期的な手段としての山地酪農。

その実践を通じて、山地酪農を多くの方に知ってもらうことも中洞牧場の目的の一つです。


安心・安全を追求し、生産から販売までを一貫して行う

安心・安全を追求し、生産から販売までを一貫して行う

中洞牧場では山地酪農を実践しながら、ホルモン剤などを牛に投与せずに安心・安全な牛乳を生産し、製造から販売まで一貫して自社で行っています。
搾乳のための畜舎、アイスクリームやヨーグルトの製造プラントなどを自社で持ち、その中で商品の開発も行っているのです。

牛乳は草を食べて育つ放牧牛から搾り、ノンホモ低温殺菌を施して直送。乳製品に使用する甘味料も、科学肥料や農薬を使わないものだけを厳選。

安心・安全な食品をお届けするため、こだわり抜いた提供方法を貫いています。


家畜福祉

家畜福祉

家畜福祉とは「たとえ人間のために生かされ死んでいく経済動物だとしても、人間と同じように痛みや苦しみを感じる生き物である以上、生きている間はいたわりや慈しみの心を持って接するべきであり、幸せに暮らしてもらおう」という考え方です。
1965 年にイギリスで提唱された「5つの自由」※という理念がベースとなっていて、EUをはじめ世界各国で展開されています。

中洞牧場では牛は山で放牧され、日々斜面を上り下りするため、自然と体が丈夫になります。牛本来の食性に基づき野シバや国産の乾草を食み、交配も牛まかせです。中洞牧場の取り組みは、まさに家畜福祉そのものと言えるのではないでしょうか。

※ 家畜福祉における5つの自由

  • 飢え・渇き・栄養欠如からの解放
  • 不快からの解放
  • 痛み・障害・病気からの解放
  • 本能的な活動の自由
  • 恐怖からの解放

自然栽培への挑戦

自然栽培への挑戦

中洞牧場の敷地には小さいながらも畑があります。ここで、自然栽培に挑戦しているのです。
自然栽培とは、無農薬・無施肥で野菜や果物を育てる農法。農薬だけではなく化学肥料も使わない野菜は、小ぶりで形も不揃いですが、野菜の濃い味がします。
収穫した野菜を保管していると、しなびて腐ってしまうのではなく、少しずつ枯れていくのがわかります。本来、植物は枯れるものなのです。

また、酪農と同時に山も管理する山地酪農では、間伐などの作業も行っています。そこで手に入る間伐材で炭を作るなど、木の再利用にも取り組んでいます。


研修も随時受け入れています

研修

全国に山地酪農の理念を広げ、日本の酪農の明るい未来を築くためには、たくさんの方々に山地酪農に興味を持っていただき、将来の担い手として幅広く活躍していただくことが重要です。

そのため、中洞牧場では研修を希望される方を受け入れています。

現在は新築工事を含む、施設の全面的な再構築を行っており、安全のため研修は酪農に関する素養のある方(酪農・畜産等を学んでいる学生や現役の酪農家など)のみとさせていただいています。今後、研修棟が完成した折には、夏休みを利用した学生の短期研修や、酪農従事者をめざす社会人向け研修など、実務レベルの研修制度を今後充実させていく予定です。

研修についての詳細は、株式会社山地酪農研究所のページからご連絡ください。